2010年4月27日火曜日

ハステロイは厄介ですって、そんでまとめ。

そろそろ予定数終了が見えて来たんすが、加工自体は難しくない。
ただし、気をつけるべき所がチト違うようです、
考え方としてはステンレスに近いかと思いますが。
加工硬化ってのが見えてなかった、というかどれほどのもんかわかってなかった。
たとえばドリル。
まず、センターもみ不可、
センターでの加工硬化は、チゼルどころかその周りまでいためて寿命が残念な事に成ります。
また、ドリルがへたってくると、穴の内径が硬くなる、
んでそこへ突っ込んでくる突っ切りが傷む。
最初は急に突っ切りがだめになり、とたんに保ちが悪くなる、
理由が見えなくて、外径加工の修正で効果がなくドリルの精度が落ちてる事で、
関連性に気づくわけだ。
同様に粗挽きでは、境界摩耗(表面を削り続ける部分のみ傷みが進む)防止が必要。
毎回同じ量だけ削っていてはちとマズい。
パスの回数を偶数にして、奇数回はテーパにしてやると、
いわゆる境界部分のへたりを分散して防ぐ事が出来る。
同様に、仕上げは境界摩耗を免れる事はできないが、
仕上がりに影響しない様に、仕上げ代を多めに取る方がいいようです。
問題はネジ切り、これだけはどうしようも無いので、
基本、転造とタップしかないようですなぁ。
この辺は研究課題ですね。

ということで、ハステロイネタはこれにておしまいでございます。

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